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■巻頭詩 |
「よく聞きなさい、すぐにここを出るのです。……」――最後に語る神話 |
藤井貞和 |
■小説 |
皮 |
吉村萬壱 |
匠 その三十年間の闘いの記憶 |
岳真也 |
精霊風 |
針谷卓史 |
■詩 |
君だった |
中尾太一 |
■随筆 |
西脇順三郎とちゅうちゃん |
向山貴彦 |
■第三十四回織田作之助青春賞 発表
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受賞作 みかんの木 |
馬場広大 |
選評 |
柏木治/堂垣園江
吉村萬壱 |
織田作之助青春賞と『三田文學』 |
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■特集 破局から…
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■小説 |
虹の行方 |
荻野アンナ |
■詩
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AR詩 喪の限界へ、わた詩は浮遊する
※こちらからAR詩のカラー画像をご覧いただけます。 |
ni_ka |
■インタビュー |
破局が生んだゆらぎ――玄侑宗久『竹林精舎』 |
玄侑宗久 [聞き手]関根謙 |
■評論
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一八六八年と一九四五年―福沢諭吉の「四年間の沈黙」 |
加藤典洋 |
指呼詞を折り襲ねる――『怪物君』の歩行 |
郷原佳以 |
ホロコーストの歌――「記憶の物証」をめぐって |
福島泰樹 |
グリーフとウソつく心という魔法の杖 |
鎌田東二 |
破局を上演する――マレビトの会の活動から |
松田正隆 |
「仕損じる」演技術――演劇が破局に呼応するために |
石見舟 |
物言えぬ子どもに寄りそう――福島の子どもを日本一元気に! |
菊池信太郎 |
原民喜の死――原爆以後を生きる |
竹原陽子 |
「あの戦争」と「この戦争」と――こうの史代『この世界の片隅に』 |
海老原豊 |
渡良瀬に立つファウスト――正造、諭吉、漱石 |
粂川麻里生 |
■対談 |
嵐、その前後――中国現代小説の直面する状況をめぐって(訳 唐蔚・川村文彦) |
余華×飯塚容 |
特集の終わりに 破局から――近代が置き去りにしたもの |
粂川麻里生 |
■短歌/随筆
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千年を隔てた恋の歌のやりとり[第七回] |
水原紫苑 |
■俳句/随筆 |
死季折々[第六回] |
髙柳克弘 |
■書評 |
松村友視『近代文学の認識風景』 |
村松真理 |
岡本勝人『「生きよ」という声 鮎川信夫のモダニズム』 |
石田瑞穂 |
島田雅彦『カタストロフ・マニア』 |
巽孝之 |
榎本櫻湖『Röntgen、それは沈める植木鉢』 |
朝吹亮二 |
■連載 |
ジャック・デリダの思い出 [四] |
浅利 誠 |
やんばるの深き森と海より[第五回] |
目取真俊 |
ラカンと女たち [Ⅶ] |
立木康介 |
[後期未翻訳テクスト]ロデーズの新たなテクスト[第五回] |
アントナン・アルトー
[熊木淳訳] |
ろばの耳 |
比留間千稲 |
大銀杏の下で |
五十嵐智弥/溜舞花 |
新 同人雑誌評 |
柳澤大悟/加藤有佳織 |
■展覧会
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山川方夫と「三田文学」展 |
神奈川近代文学館
古川左映子 |
■イベント |
アジアの記憶 言葉が守るアイデンティティー/越境者たちの旅の記憶 |